症状が長年に渡り続いていた為、 体調を優先にして予定を組み生活せざるを得なかったパニック障害
2024.09.02
患者様概要
NSさん 女性40代 札幌在住 鍼灸経験あり
症状
平成27年に「パニック障害」と診断される。
毎日めまい・ふらつき・気持ち悪さ・動悸があり、寝ても疲れが取れない。その為、日常の予定も立てられず仕事も短い時間でしかできない。(その短い時間でさえも体調が悪いので周りに迷惑をかけてしまい更に気分が落ち込む)
また体質的に薬全般が全く合わず、かかりつけの心療内科で医師と相談の上かなり量を減らして処方してもらっているが効力はない。
パニック障害と関係あるかは分からないが、毎年4月と12月に原因不明の発熱があり数週間寝込んでしまう。
施術内容と経過
初診時
自律神経が乱れて諸症状が出ている際に反応が出ている頚を確認するとかなりの緊張を確認。
関連する頭や骨盤・肘に鍼をしながら、体全体に力が入って抜けなくなってしまっているので血流を促進してリラックスしやすいように温灸も併せて施術した。頚の変化が確認できたので初回の施術は終了した。
2回目
前回当日は体がポカポカして嫌な感じではないダルさを感じ、その日は気づいたら布団に入る前に寝ていた。翌日は心地いいだるさが残っていて体はいつもより軽い感じがした。
2回目施術後も心地のいいダルさがあり体は軽い。
3回目
前回当日は初診時よりも体が軽く、睡眠もこんなに寝ていいのだろうか、、、と心配になるくらい取れている。
めまい・ふらつき・気持ち悪さ・動悸等の諸症状は全く無い訳では無いがかなり改善してきていて、自律神経の反応が出ていた頚も緊張が取れてきている。
4回目
自律神経の諸症状が落ち着いてきたせいか、肩こり・腰の症状に目が行くようになってきたので関連する背中や太もも・臀部などに鍼をした。
5回目
肩・腰の症状が落ち着いてきて、めまい・ふらつき・気持ち悪さ・動悸等の諸症状は若干出てはいるが日常生活は以前よりしっかりと過ごせる状態になってきている。