病状と治療例

五十肩について

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五十肩の原因と治療例について

五十肩は正式名称を「肩関節周囲炎」と呼びます。または「凍結肩」とも呼びます。
肩の筋肉や腱、軟骨などの炎症によって肩周囲の筋肉が硬くなり、筋肉どうしが癒着して痛み・硬直による運動制限を起こすものを五十肩と言います。

肩関節周囲炎は中年以降に発症することが特徴です。40代で発症した場合は四十肩、50代で発症した場合は五十肩と呼び、呼び名が変わりますが同じ病気です。糖尿病の人は五十肩になりやすく、10%近く頻度が増加します。五十肩には、筋肉や腱、軟骨の異常によるものだけでなく、打撲などの外傷、むち打ち損傷が原因になる場合もあります。外傷が原因の場合は、しばらく時間が経過してから炎症が起こるケースもあります。また、内臓の疲労が原因となって起こる場合もあります。

人によっては痛みのために1,2時間以上眠れないという状態が数か月から1年以上続くこともまれではありません。五十肩の回復に向けて一刻も早く治療にかかることが重要です。

五十肩のよくある原因

五十肩の痛みの原因は、必ずしも痛いところに潜んでいるとは限りません。

五十肩の原因を見分けるポイントは、激痛に襲われる時間帯。
早朝に痛みが出る場合は、肝臓、胆嚢、腎臓など、さまざまな内臓の機能低下。
早朝と夜間の痛みがひどい場合は、胆石の可能性も考えられ、狭心症が原因となっているケースもあります。
患者さんによって痛みが増す時間帯は異なりますが、夜間と寒冷時にひどい痛みに襲われるケースが多く、頚部、前腕部、手などに痛みが広がる場合もあります。

下記のような症状に当てはまる項目から五十肩の種類、原因が分かります。

[運動器系の変性などによる五十肩]
夜間痛や朝方の痛みはさほどひどくない
内臓疲労が原因である五十肩と比較すると肩の周囲の筋肉が硬い

[内臓に起因する五十肩]
早朝にひどい痛みに襲われる
肝臓、腎臓、胆嚢など内臓の機能低下が誘因となっている場合が多い
これらの内臓の異常が自律神経を通じて、肩に症状を引き起こしている

五十肩の治療例

五十肩の治療は以下のような手順で行われます。
五十肩は、痛みの強い「急性期」と、痛みは落ち着いているが思うように肩が動かせない「慢性期」、痛みが改善する「回復期」に分けられ、ほとんどの場合、経過と共に痛みは改善していきます。

★急性期
1 鈍痛
・肩周辺が重苦しい感じ
・肩の関節が痛む

2 感覚異常
肩周りの感覚が鈍くなる
腕に違和感を感じる
首や肩周辺に張りを感じる

3) 疼痛
ズキズキと、うずくような痛みがある
肩を動かす際に痛みを感じる
朝晩に痛みが強くなってくる

4) 夜間時痛・安静時痛
動くと痛身を感じ、何もしなくても少し痛い
夜寝る時に痛みがあり寝つけない、痛みで目が覚める

★慢性期
・夜間時痛、安静時痛は軽くなる
・過度に動かしたときに、つっぱり感がある
・急性期の痛みにより、動かさない状態が続くことで関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなる

★回復期
・徐々に痛みが改善し、動かせる範囲も広くなる
・動かしても痛みが出なくなる