五十肩の原因と治療例について
五十肩は正式名称を「肩関節周囲炎」と呼びます。または「凍結肩」とも呼びます。
肩の筋肉や腱、軟骨などの炎症によって肩周囲の筋肉が硬くなり、筋肉どうしが癒着して痛み・硬直による運動制限を起こすものを五十肩と言います。
肩関節周囲炎は中年以降に発症することが特徴です。40代で発症した場合は四十肩、50代で発症した場合は五十肩と呼び、呼び名が変わりますが同じ病気です。糖尿病の人は五十肩になりやすく、10%近く頻度が増加します。五十肩には、筋肉や腱、軟骨の異常によるものだけでなく、打撲などの外傷、むち打ち損傷が原因になる場合もあります。外傷が原因の場合は、しばらく時間が経過してから炎症が起こるケースもあります。また、内臓の疲労が原因となって起こる場合もあります。
人によっては痛みのために1,2時間以上眠れないという状態が数か月から1年以上続くこともまれではありません。五十肩の回復に向けて一刻も早く治療にかかることが重要です。