SYMPTOMS / EXAMPLES
肋間神経痛
肋間神経痛について
- 肋間神経痛の原因と治療例について
-
肋間神経痛とは、肋骨の間に通っている「肋間神経」が何らかの影響によって刺激され、上半身に痛みが出る症状です。上半身の左右どちらかに痛みが出ることが多いことも肋間神経痛の特徴です。
肋骨は折れやすいので自身で判断する前に診察をしてもらうことをお勧めします。
肋間神経痛は、肋骨と肋骨の間を走っている神経に、何らかの問題があると起こる症状です。
肋間神経痛は、体を動かすと些細な動きでも影響を与えやすいことで日常生活に支障をきたしてしまいます。
仕事や家事などが快適にできるよう、一人で悩まずにお気軽に当院にご相談ください。
また、肋骨の骨折や胸椎の骨折、肋間筋の損傷、ウィルスによる帯状疱疹やガンなど、他の内臓疾患でも痛みは起こるので注意が必要です。
- 肋間神経痛のよくある原因
-
肋間神経痛には疲労が原因で起こるもの、風邪が原因で起こるもの、打撲による内出血、圧迫骨折、筋肉の炎症などによって起こる場合もありますが、これらの原因で発症する場合は稀です。
また、ホルモン分泌のバランスが悪くなることで、肋間に痛みが生じることもあります。
例えば代謝を上げる作用のあるアドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンが分泌されていますが、このホルモンのバランスが崩れても痛みが生じるのです。
狭心症も肋間神経痛と類似した症状を示すことがあります。
さらに、以下のような症状も肋間神経痛の原因になることがあるのです。
・くしゃみ・咳
・帯状疱疹
・胸椎椎間板ヘルニア
・変形性脊髄症
- 肋間神経痛の治療例
-
肋間神経痛の治療としては、背部、特に痛みが出ている肋間に関係する背骨の際、側胸部、前胸部に肋間神経を狙ってアプローチしていきます。
背骨や骨盤や歪むと、肋骨の付け根である胸椎部分に負担がかかり、肋間神経痛が起こりやすくなります。
また、インナーマッスルが低下すると背骨や肋骨を支えられなくなり、痛みがより起こりやすい状態になります。さらに腹圧が低下すると、腹部からお腹を支えることが難しくなったり、血行不良が起こり、これも肋間神経痛の原因になります。
そこでまずは、体の状態を整え、肋間神経への刺激を減らして行きます。
その上で、腹圧の調整、インナーマッスルの強化を行うことで体幹を支える力を整え、肋間神経痛を症状を改善に導きます。また、痛みにより全身に緊張も出やすくなっていますのでそちらの治療も同時に行っていけると、治療効果も上がりやすくなります。
また、ヘルペスウイルスが原因で引き起こされる肋間神経痛は、ビタミンの不足、とりわけビタミンB1やビタミンB12の不足が原因となります。神経までビタミンが届いておらず、傷んだ神経が炎症のような症状を起こして肋間神経の末端に現れているものです。
ビタミン剤を飲む、あるいはビタミンを豊富に含んだ食べ物を食べるようにアドバイスをしています。
- 【長引く痛みの背景に“自律神経の乱れ”が隠れていることがあります】
-
痛みや不調が長く続いていると、身体はもちろん、心にも負担が積み重なっていきます。
ご来院される方の多くが、
・痛みが良くならないことへの不安
・仕事や家事に支障が出るストレス
・症状に意識が向き続ける緊張状態
こうした状態が続くことで、自律神経のバランスが乱れ、別の症状を引き起こすケースが少なくありません。
実際に当院でも、主訴の改善を進めながら、「気づいたら動悸が出始めた」「眠りが浅くなり、疲れが抜けない」「息苦しさや不安感が増してきた」といった自律神経系の不調を併発していた患者さまが多くいらっしゃいます。痛みや不調と自律神経は密接に関わっており、症状を根本から整えるには自律神経へのアプローチが非常に有効です。
「痛みだけを治す」ではなく、“身体と心のバランスを整える”ことが、回復のスピードを大きく左右します。少しでも「自分も当てはまるかも…」と感じた方は、自律神経の状態について一度チェックしてみてください。