強迫性障害と摂食障害は併発しやすい!症状や主な対処法を解説
2025.06.01強迫性障害で悩んでいる方の中には摂食障害で困っている方も少なからずいらっしゃいます。
強迫性障害と摂食障害は併発しやすいという特徴があるため、この2つに同時に悩ませられてしまうことは、珍しいことではありません。
この記事では、
・強迫性障害とは
・摂食障害とは
・併発時の対処法
などを解説していきます。
■強迫性障害と摂食障害が併発しやすい!症状とは?
強迫性障害とは、「自分の意志とは関係なく強い恐怖や不安、こだわりを感じ、それらの思考から抜け出せず意味のない行動を繰り返してしまう障害」のことです。
よくあるのは次のような症状です。
不潔への恐怖 / 汚れや細菌などへの恐怖や不安を強く感じ、手洗いや洗濯、入浴を何度も繰り返してしまう
加害への恐怖 / 誰かが自分を傷つけようとしている、傷つけるかもしれない、といった加害への強い不安や恐怖心が出て、頻繁に警察への問い合わせやニュースのチェックなどをしてしまう
確認行為 / 何度も確認してしまう。玄関のカギをしっかりかけたか何度も確認してしまう、電気のスイッチを消したのに不安で何度も確認してしまう、など
強いこだわり / 特定の数字や行為、物の配置などに強くこだわってしまい、自分では止められない
強迫性障害はこうした強い不安感や恐怖、こだわりにより、私生活や仕事、対人関係に影響が出てしまうことも少なくありません。
加えて、強迫性障害は摂食障害と併発しやすいという特徴があります。
摂食障害とは、「心理的な要因や体の変化(体重変化、体型変化など)、考え方の変化(モデルや芸能人への憧れ、など)が拒食や過食など、食事に悪い影響を及ぼす障害」のことです。
摂食障害は強迫性障害と併発しやすいという特徴の他、特に若い女性が多いという特徴もあります。
摂食障害になると自分で食べる量をコントロールできない、食事をすることに恐怖を覚える、食べても吐いてしまうなど、命や健康に関わる症状が出てきてしまいます。
■強迫性障害と摂食障害が併発しているときの対処法
強迫性障害の症状は第三者になかなか理解を得られにくく、しかしご自身は「苦しい」と悩むケースが多いという特徴があります。
摂食障害を併発するとさらに日常生活に影響が出てしまい、さらには命や健康へのリスクも非常に高くなってしまうため、早めの対処が重要になります。
強迫性障害と摂食障害の併発が考えられるときの対処法は、専門医への相談と鍼灸院・病院の両方で適切な改善治療を受けることです。
回復のためには専門的な治療が必要になりますので、まずは強迫性障害や摂食障害の治療を行っている病院、強迫性障害や摂食障害の改善サポートを行っている鍼灸院などに相談してください。
■最後に
強迫性障害でもご本人は辛いのに、摂食障害を併発すると、さらに命や健康へのリスクが高くなります。
早めの治療をおすすめします。
当鍼灸院は認知行動療法を専門とするカウンセリングスペースと連携し、治療のサポートをいたします。
「どこに相談していいのか分からない」という方はご家族の方は、当鍼灸院にお気軽にご相談ください。
強迫性障害や自律神経失調症、パニック障害の治療なら、札幌のかわしも治療院にお任せください。