パニック障害はなぜなるの?原因やきっかけを解説
2025.07.01Contents
パニック障害の原因は、実は現在研究中で明確な答えが出ていません。
この記事ではパニック障害の原因、そしてパニック障害に影響するとされているポイントについて解説します。
■パニック障害はなぜなる?原因や影響するポイント
パニック障害になぜなるのかは、冒頭でお話ししたように「これが原因」という明確な原因は分かっていません。
ただ、次のようなポイントは「パニック障害の原因になる」あるいは「パニック障害の症状に影響する」と言われています。
1.脳の状態:脳が機能不全を起こしている、脳の構造、など
2.ストレス:パニック障害の直接的な原因ではないと言われているが、ストレスが症状の悪化や発症に影響すると言われている
3.性格:同じ環境でも性格によって考え方や受け止め方が異なる。不安や恐怖を感じやすい方やこだわりが強い方の場合、パニック障害のリスクが高くなると言われる
4.遺伝:パニック障害の原因には遺伝的要素も関係していると言われる
5.乳酸やカフェインなど:乳酸やカフェイン、アルコール、タバコなどはパニック障害に影響すると言われている
■パニック障害になぜなる?きっかけとは
パニック障害は「きっかけ」によって引き起こされることが基本です。
主なきっかけはストレスや過労などです。
具体的には次のような強いストレス・過労を引き起こすようなことがあり、パニック障害の発症に繋がると言われています。
①仕事のストレスや過労がきっかけ
職場での仕事で強いストレスがかかり、あるいは過労状態になってしまい、急にパニック障害の症状が出てしまうことがあります。
職場でよくあるパニック障害のきっかけは、業務量の増加や昇進、人間関係のトラブルなどです。
この他に責任のある仕事を任せられた場合や異動、転職などによりパニック障害の症状が出ることがあります。
②家庭の出来事がきかっけ
家庭での出来事がきっかけでパニック障害が引き起こされることも少なくありません。
よくあるのは育児や介護のストレスや家庭内の人間関係の不和、将来や金銭の不安などによるものです。
長年胸の奥に抱え続けていた幼少期のトラウマなど、家族関係のトラウマによってパニック障害が引き起こされることもあります。
③外出時の出来事がきっかけ
パニック障害は外出時の出来事がきっかけになることもあります。
外出時の主なきっかけとしては、待ち時間によるストレスや、初めて訪れる場所での不安などがあります。
外出時の閉所や閉塞感、人混みなどがパニック障害のきかっけになってしまうケースも少なくありません。
■最後に
パニック障害になぜなるか。
実は、これについては明確に「これが原因」と断言できる原因が解明されているわけではありません。
ただ、ストレスや脳の構造、機能不全、過労などが原因・影響すると言われています。
パニック障害の症状で悩んでいる場合、そのまま放置すると自分自身を追い詰めてしまうことも少なくありません。
医療機関や症状緩和の施術を行っている鍼灸院の受診を考えてみてはいかがでしょう。
かわしも治療院はパニック障害や自律神経失調症の改善に力を入れています。
パニック障害でお悩みの方やそのご家族の方は、お気軽にご相談ください。
不調改善をサポートいたします。