肉離れの原因と治療例について
肉離れは筋肉に大量の出血が起きています。
重症度にもよりますが、ふくらはぎの肉離れを起こすと足を地面に付けただけでも痛みが生じます。 まずは、この出血を止めるように応急処置を行っていかなくてはいけません。
肉離れとは、筋肉の一部が断裂した状態のことを言います。スポーツをする際、準備運動を十分に行わなかったり、疲労の蓄積で筋肉の柔軟性が低下している状態で過度な運動を行い、
筋肉の線維を損傷してしまうことで起こります。ふくらはぎや、太ももの裏(ハムストリングス)に多い症状で、殿部などにも発生することもあります。
肉離れには①~③の3つの段階に分けることが出来ます。
① 筋肉部分損傷 歩行可能も痛み有り。皮下出血なし。筋肉痛に似た痛みを感じる。全治4~6週。
② 筋肉部分断裂 歩行困難、痛み強い。皮下出血あり。受傷時に「バンッ」と音がする感じがしたり、蹴られたような感じがする。全治6~8週。
③ 筋肉完全断裂 歩行不可 痛みかなり強い。皮下出血あり。受傷時から歩行不可になる。全治3ヶ月。
・肉離れと筋肉痛の違い
肉離れは運動中や運動直後などに痛みを感じるのが特徴です。
また、痛みがでてから運動を継続すると痛みがさらに強くなります。
一方で、筋肉痛は運動をした翌朝や夜間に痛みを感じることが多く、少し後から痛みを感じるのが特徴です。また、次の日運動して体が暖まれば痛みが引くこともあります。